1948-12-12 第4回国会 参議院 予算委員会 第8号
この歳入の中の大部分を租税の自然増收に置いてあるようですが、先程岩男議員からも同意義のことが聽かれてありますが、この源泉課税の所得税の多くなつたことは、これははね返るから、これは当然と思いますが、この申告課税、所得税の増收については、自然にこれは増收になるというよりも、むしろこれは増税したという結果になるのではないかと思うのであります。
この歳入の中の大部分を租税の自然増收に置いてあるようですが、先程岩男議員からも同意義のことが聽かれてありますが、この源泉課税の所得税の多くなつたことは、これははね返るから、これは当然と思いますが、この申告課税、所得税の増收については、自然にこれは増收になるというよりも、むしろこれは増税したという結果になるのではないかと思うのであります。
特に問題になりますのは申告課税、所得税百三十九億の予算でございます。本年の所得税更正決定のときに、すでに各地において不当課税である、即時改正の必要があるというような要求が勃然と起つた。また今日も引続き諸方でいろいろと問題を起しておるのであります。本年の七月所得税の予定申告の際には、まず昨年度の確定額の二倍ないし三倍ぐらいであろう。
源泉課税所得税におきまして百八十四億、申告課税所得税におきまして百三十九億、法人税におきまして五十億、織物消費税二十億、入場税十億、馬券税が二億、臨時利得税一億四千万、関税及順税一億三千二百万、合せて自然増收額は四百十億、こういう数字に相成つておるわけであります。